命日から四十九日目、故人が浄土、あるいは次の人生へと生まれかわるための「忌明け」とし、仏壇・位牌の開眼法要を執り行います。
卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ、故人の命日から100日目に行う法要です。家族や近親者のみで仏前にて行うのが一般的です。
毎月の命日に行う法要です。また、亡くなられた日と同月同日は祥月命日と呼ばれ、近親者が集まり、お寺やご自宅にて執り行います。
没後、決められた年月に行われる法要。神峯山寺では一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌と執り行います。
棚経は7月下旬〜8月上旬にかけて僧侶が各ご家庭をまわり、ご先祖様をお迎えした仏壇を前にご供養します。また、8月中旬の精霊参りでは、お墓まいりにいらしたご家族の水塔婆を作成し、嶺峰院を法要します。
ご先祖様の苦しみを取り去り、極楽往生を願う最も功徳のある供養法要。毎年8月23日に、神峯山寺の檀信徒が来山する大切な行事です。本堂で早朝より夕刻まで途切れることなくお経が唱えられます。
春分の日と秋分の日、それぞれ前後3日間・計7日間にわたっておこなわれる供養法要。日本独自の先祖供養の行事として定着しています。神峯山寺ではご先祖様のお塔婆を作成しご供養いたします。
神峯山寺の檀信徒に限らず、随時個別の回向を受け付けております。お墓まいりやご参拝の際に、嶺峰院にお立ち寄りください。※詳しくは下記へ
【供養法要・随時回向に関する
お問い合わせ】
TEL:072-688-0788
(受付時間9:00~17:00)
※お供物・お花のご用意もできます。
詳しくお問い合わせください。
個別にご先祖様の回向をご希望の方は、【申込みフォーム】よりお申し込みください。
神峯山寺 総合案内所でも随時受付けております。
回向終了後「回向の証」をお渡し、もしくはご郵送いたします。
お申し込みごとに個別にご供養いたします。
回向料により、お経と「回向の証」の内容が異なります。
回向料 | 一万円 ・ 五千円 |
所要時間 | 10 分~20 分 |
嶺峰院に設置している経木塔婆に故人の戒名、もしくは俗名をご記入ください。
毎日の回向の際、合同でご供養いたします。
経木塔婆(1 枚) | 五百円 |
※回向の証のお渡しはありません。
【供養法要・随時回向に
関するお問い合わせ】
TEL:072-688-0788
(受付時間9:00~17:00)
嶺峰院回向堂はもともと「常念仏 阿弥陀堂(じょうねんぶつ あみだどう)」として西暦1100年以前にはすでに神峯山寺の一部として存在していたと思われます。神峯山寺(かぶさんじ)は文武天皇の即位元年(697)に役の行者(えんのぎょうじゃ)によって建立。明治天皇にいたるまで歴代天皇の勅願所とされてきた古い歴史を持つ寺院ですが、その神峯山寺の天明3年(1784)の古文書によると「常念仏 阿弥陀堂」はその当時すでに相当年数を経た古いお堂で建立年月日は不明である、と記されています。
一方、神峯山寺の秘密縁起によると、大治年間(1126)大原荘、今の高槻市原に橘輔元(たちばなのすけもと)という人がいて、悪疾を患ったが、神峯山寺の「阿弥陀堂」で念仏(なむあみだぶつ)を一心不乱に昼夜お唱えしたところ全快。自ら僧となって、良恵(りょうえ)と名のり伽藍を建立した、とあります。
その「常念仏 阿弥陀堂」は近世に焼失しましたが、ご本尊の阿弥陀如来は神峯山寺に現存しており、国指定重要文化財になっています。そして平成15年にその阿弥陀堂は「嶺峰院回向堂」として新たに再建されました。
嶺峰院回向堂のご本尊は新しく建立された阿弥陀如来、それに観世音菩薩と勢至菩薩が脇仏として祀られています。千年近い永い間、人々の極楽浄土を願って衆生を見守ってこられた阿弥陀如来。これからも多くの人々のご先祖の魂を護り私たちを救ってくださるでしょう。