神峯山寺本尊毘沙門天

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神峯山寺本尊毘沙門天

神峯山寺本尊毘沙門天

神峯山寺のご本尊・毘沙門天

 神峯山寺のご本尊・毘沙門天は本堂に、横ではなく縦に三体お祀りしています。
一番手前、内陣に祀られています毘沙門天、真中の中内陣に祀られています双身毘沙門天、一番奥の内内陣に祀られています兜跋毘沙門天、この三体すべてが神峯山寺のご本尊です。

三体すべてが神峯山寺のご本尊
三体すべてが神峯山寺のご本尊

内陣

 内陣に祀られています毘沙門天は、家庭円満、子宝子授、病気平癒と昔より在家の神様として信仰されてきました。家庭円満を示すように、奥様にあたる吉祥天女、お子様にあたる善膩師童子が同じ厨子の中に祀られています。

内陣に祀られている毘沙門天
内陣に祀られている毘沙門天(お前立ち)

中内陣

 中内陣に祀られています双身毘沙門天は、僧侶が自身の修行のため、ご本尊として祈る仏様です。自身の欲望、悪の部分も全部出し切って、仏と一緒に乗り越えていく力をいただき、悟りをひらく。非常に霊験強く修行僧のみ拝むことができる仏様です。

中内陣に祀られている双身毘沙門天
中内陣に祀られている双身毘沙門天

内内陣

 内内陣に祀られています兜跋毘沙門天は国を護る神として武将より手厚く信仰されてきました。この神峯山寺の地にも、南北朝時代に河内将軍・楠木正成が、室町時代に将軍・足利義満が帰依(仏教徒になること)した謂れが残っています。兜跋毘沙門天は非常に力が強いため、その力を和らげるために体内に多量のお経が埋め込まれてあり、相手や敵を威圧する形相をあえて隠して穏やかな姿を現しています。兜跋(とばつ)とはチベットの意で、チベットの毘沙門天という意味でもあります。古来よりチベットでは毘沙門天は家庭円満、子宝子授等と在家の神様として信仰されてきました。家庭円満を成就するには国家安泰でなければなりません。兜跋毘沙門天が在家の神様であり、国を護る神様として信仰されてきた由来であります。

内内陣に祀られている兜跋毘沙門天
内内陣に祀られている兜跋毘沙門天