7月28日(日)、神峯山寺修験根本道場にて、親子で参加できる体験修験プログラムが実施されました。大阪と京都の間にありながら、豊かな森が残る神峯山の地で子どもたちに思い切り遊んでもらいながら、自然と触れ合う心を育んでもらおうと企画した「体験修験プログラム」。5月5日のこどもの日に開催した前回よりもさらに多くの親子に参加頂き、総勢約30名で神峯山の森へ入山しました。
9:00 | 受付開始(神峯山寺眞珠院) プログラムの説明 |
10:00 | 眞珠院お不動さん参拝 本堂美毘沙門さん参拝 ◎阿弥陀渓コースで入山 開山堂→弥陀の雷木→阿弥陀坂→普賢の象木・文殊のツル木→ (昆虫探索・木のぼりなどフリータイム)→行者岩→ヒノキの渓→ 水行場にて川遊び→お滝場→眞珠院 |
12:00 | 昼食・護摩木記入(眞珠院) |
13:00 | 写仏(眞珠院) |
13:40 | ご住職のお話(本坊) プチ座禅(渡り廊下) 鐘つき堂 |
14:30 | こども修験護摩(東堂) こども修験体験之証の授与 |
15:30 | 解散 |
神峯山の森は、約1300年の間ずっと神峯山寺の寺領だったため、手つかずの原生林が残っている貴重な場所です。森の中は、長年積もった枯れ葉の絨毯ができていて、踏みしめる土の感触もふわふわとして新鮮だった様子。急な斜面を駆け上がったり、倒れた古木をくぐり抜けたり、ツルにぶら下がったり・・・。大人も童心に帰って、神峯山寺修験者とともにどんどん森の奥へと進んで行きます。
修行の道には所々にご霊木があり、それらをお参りしながら一行は水行場付近に到着。サワガニがたくさん生息していて、子ども達がうれしそうに捕まえている光景がとても印象的でした。他にも神峯山の森にはたくさんの小動物が棲んでいます。虫や動物たちと触れ合える機会を作れたことも、この体験修験の意義になったのではないでしょうか。